撮影/森安 照
家族構成 | 夫婦 |
住居形態 | 一戸建て |
住居購入年 | 1999年 |
初回リフォーム時築年数 | 0年 |
建て売り輸入住宅を購入し、新築だったにもかかわらず、念願だった英国スタイルのインテリアにリフォームした住まい。もとは白い壁、白木のフローリングというごく普通の内装でしたが、この家の購入を決めたのも「これなら思いどおりにリフォームできる」と思ったから。その数年後、ダイニングルームとなる部分を増築し、庭もアウトドアリビングとして使えるようにリフォームしました。10年以上たっても、照明やカーテンを替えたりして、部屋づくりを楽しんでいます。
ゆったりしたリビングには、リフォーム時に取り付けた暖炉を中心にしたコーナーと、腰窓の前のコーナーをつくりました。それぞれのコーナーには、ソファや椅子などの家具をまとめて会話しやすい配置にし、ペルシャ絨毯を1枚ずつ敷いて、さりげなくゾーン分けをしています。座る位置によって見えるシーンに変化があり、気分によって居場所を選んで1つの部屋を何倍にも楽しめます。壁は落ち着いたグリーンにペイントし、ケーシングや建具はオフホワイトにペイントして、オーク材のアンティーク家具が映える表情豊かなインテリアにしました。
最初のリフォームから数年後に増築したダイニングルーム。壁を天然石張りにして、リビングとは印象を変えました。フルオープンにできる窓を開けると、庭と一体感のあるオープンテラスに。コンパクトな部屋ですが、目線が庭へ抜けるので開放感のある気持ちよい空間になりました。
来客が宿泊するときの部屋。誰でもリラックスできるよう、淡いイエローを基調色にコーディネートしました。ベッドのヘッドボードはフレンチアンティーク。
主寝室の壁は、イギリスで泊まったホテルをイメージして決めた、落ち着きのあるサーモンピンクでペイント。天井が高いので、天蓋つきのアンティークベッドを入れ、落ち着いて眠れるようにしました。小窓にはアンティークステンドグラスを入れ、小さくても眺めていたくなる窓に。
女性用の仕事部屋は、壁を赤みのあるブルーにペイント。こまかい物を収納するのに便利なアンティーク家具を置きました。2010年に入って新しくしたカーテンは、深紅のドレープカーテンに合わせて、レース部分もレッドに。白いレースカーテンのときとは、また違う表情になりました。
男性用の仕事部屋は、ダークグリーンをアクセントに、ホワイト&ダークブラウンでコーディネート。来客と話ができるように、小ぶりなソファとアームチェアを置きました。そのほかにアンティークのミラーバックサイドボードやキャビネットを配置し、コンパクトな個室を素敵で機能的に演出しています。
1階のトイレとその隣の納戸、2階のバスルームを2011年末に修繕をかねて再リフォームしました。それまでフェミニンな雰囲気だったトイレは、日本製の最新設備も似合うモダンミックスの空間にイメージチェンジ。納戸はおしゃれなランドリールームに変身させました。