

撮影/森安 照
家族構成 | 夫婦 |
専有面積 | 61.86㎡(18.71坪) |
住居形態 | マンション |
住居購入年 | 2008年 |
初回リフォーム時築年数 | 築3年 |
施工 | 長瀬工務店G.C. |

月に数回、ご夫婦でゆっくり過ごすセカンドハウスとして、自然に囲まれた土地にマンションを購入したAさん。リゾートマンションとはいえ、内装はいたってシンプルでした。そこで、以前からご夫婦そろってファンだったというコマチ家具にリフォームを依頼しました。
見所はベッドルームです。Aさんは自宅でアンティークのベッドヘッドボードを使っているため、セカンドハウスでは気分が変わるように、コマチ家具のオリジナルデザインで造作しました。「決して広い部屋ではないのですが、ここにくるたび、わくわくしますし癒されます。以前は、広くなくては居心地のいい部屋は作れないと思っていましたが、広さではありませんね。狭くてもいい部屋は作れるのですね」とAさん。イギリスのアンティーク家具とアンティーク照明、壁紙とカーテンで、周囲の景色とも調和しながら非日常感を楽しめる大人のリゾート空間になりました。

収納は充実していたものの、デコレーションが難しかったシンプルな玄関。そして、なぜかクランクがある廊下。まずは廊下の凹凸をなくし、動線も見た目もすっきりとリフォーム。フローリングも明るい色に張り替えました。玄関ホールの小窓にはステンドグラスの内窓をつけて、明かりをとり込みながら味気ない網入りガラスを隠しました。










大きな窓から外の景色を楽しめるリビング・ダイニング。せっかくのセカンドハウスなので、いつもとは気分を変えられるようなインテリアを目指してリフォームしました。半透明のアクリル扉だけでベッドルームと仕切られていたので新たに壁を設け、輸入壁紙やアンティーク家具、間接照明によって、都会の喧騒を離れ落ち着いてくつろぐための、大人のリゾート空間をつくりました。




























リビングとアクリル扉で仕切られていたベッドルームを、壁で仕切って落ち着いて安眠できる個室にしました。見所は、コマチ家具がオリジナルで造作したベッドヘッド。寝室の壁がコンクリートなので照明の配線などが難しかったこともあり、ブラケット照明つきのウォールパネルのようなつくりにしました。アンティークのヘッドボードを採用しているというご自宅の寝室とはガラリと雰囲気の違う演出に、Aさんも大満足。







以前は1LDKだったため、ゲストが泊まるときは「旅館みたいに、フローリングに布団を敷いて寝ていました」とAさん。縦長だったベッドルームを仕切って、小さいながらもゲストルームを作り2LDKにしました。




水回りは設備がまだ新しいので、壁紙とミラー、照明、アクセサリーでイメージチェンジ。シンプルなデザインの設備を生かしながら、ほかの空間との調和も考えました。




