

撮影/森安 照
家族構成 | 本人+母 |
延床面積 | 104.43㎡(約31.6坪) |
住居形態 | マンション |
住居購入年 | 2006年 |
初回リフォーム時築年数 | 築10年 |

2006年に、当時築3年だったマンションを購入した、漫画家のさちみりほさん。仕事の参考にとインテリア雑誌をよく見ていたそうですが、あるお宅を見て「こんな素敵な家に暮らしている人が日本にもいるんだ…」と衝撃を受けたとか。それが、コマチ家具の施工例でした。「インテリア誌で、何度も繰り返し見てしまうほど好きだと思うのはコマチ家具の田野口さんがデザインしたインテリアでした」。2010年に初めてお店に行き、そのときからずっと憧れていたそうです。「悩んだ期間は長かったのですが、ついにコマチ家具でアンティーク家具を一式買い、母の介護が始まったのをきっかけにリフォームを依頼することにきめました」。ご高齢のお母さまが暮らしやすく、仕事場も兼ねているので打ち合わせの来客があっても応対しやすく、アシスタントさんたちも働きやすい空間に仕上げるために、場所によって張り分けた壁紙やファブリックで気分が変わるようにデザイン。「介護でちょうど大変なときで打ち合わせも十分にできませんでしたが、思っていた以上の仕上がりでした。日々の暮らしの中で、目に美しいものがとびこんでくると、疲れもふっとやわらぎ、癒されます。まるで少女マンガの世界のようですが、本物感があって落ち着きますね」

和歌山県出身。漫画家。1989年「日だまりの階段」(小学館『ちゃお』)でデビュー。小学館新人コミック大賞佳作を受賞。代表作に「銀のヴァルキュリアス」「夢やしきへようこそ」「お母ちゃんとおもしゃい東京ぐらし」など。
http://www.sachimin.sakura.ne.jp



玄関ドアを開けた瞬間に広がる、壁紙と照明で彩られた異空間。リハビリ中のお母さまが自分で往来できるように、廊下に手すりをつけ、玄関ホールには靴を脱ぎ履きするときに座れるチェアを置きました。美しさとユニバーサルデザインを兼ね備えた空間です。









以前はリビング・ダイニング・キッチンがセミオープンでつながっていました。リフォームではキッチンとLDの間に壁を設け、美しくしつらえたリビング・ダイニングでゆっくりとくつろげるようにしました。東京ベイサイドの夜景が見える大きな窓にはシックなドレープカーテンを、腰高窓にはかわいらしいアンティークステンドグラス入りの内窓をつけました。また、LDに隣接した和室を、「開けたまま見せたくなるベッドルーム」にコーディネートすることで、さらに空間の奥行きが感じられるようになりました。


















以前はリビングとふすま戸で仕切られた和室だった部屋を、フローリングの部屋へリフォームしました。ダイニングから見える位置にドアを設けるため、「見えていてもいい、むしろ見せたくなるベッドルーム」になるようにデザイン。さちみさんが「特に気に入っています」という、ロマンティックで大人っぽいベッドルームになりました。








同居しているお母さまの部屋と、仕事が忙しいときには泊まっての作業もあるというアシスタントさんのための部屋も、素敵にリフォームしました。各部屋の壁やカーテンのカラーコーディネートに変化を持たせることで、住まいの個性に奥行きが出ました。







家具などでデコレーションできない水回りは、壁と照明で“異空間”にリフォーム。洗面室は、手前にあった洗濯機置き場を奥に配置しなおし、洗濯物を干せるスペースもつくりました。







