デザインリフォーム実例14

撮影/森安 照

家族構成夫婦
住居形態木造一戸建て
住居購入年1989年(新築)
初回リフォーム時築年数築15年

ご夫婦ともに仕事を持ち、来客も多いというAさんのお宅。新築時につくった和室はほとんど使わなかったため、新築から15年後にコマチ家具に依頼してリビングに変え、同時にダイニングとキッチンの位置も変更して居心地のいいLDKをつくりました。そして2014年、約14畳もある来客用のダイニングの壁紙を替え、手持ちの家具が活きるフォーマルダイニングとしてデザインしました。

大きなアンティークのたんすがゆったり置けるほど広々とした玄関。吹き抜けになっている伸びやかな空間です。


アンティークのたんすは、靴箱として活用しています。


幅が3.2mもある「ベーカーハウス」のダイニングテーブルを、ゆったりと置けるほど広いフォーマルダイニング。床や幅木などの木部はそのままに、壁紙や照明、家具の配置などを変えることで、多くのお客様をもてなせる美しいインテリアに仕上げました。

輸入壁紙は、木部の色と調和するゴールドの柄のものをチョイス。大柄なので大人っぽく、広い空間を上品に見せます。マホガニー材のアンティークミラーバックサイドボードが、テーブルの背景を引き締めて。
マホガニー材のアンティークのシフォニアや、壁紙、カーテン、照明などの相乗効果で、調和のあるエレガントな空間に。ダイニングルームでは、テーブルの上だけでなく、その背景づくりが素敵なインテリアの鍵になります。

コーディネートがむずかしい出窓は、床までの長さのあるたっぷりしたドレープカーテンで、大人っぽく仕上げました。窓辺のディスプレイは印象的なオブジェを中央に置いて、ぱっと目がいくフォーカルポイントに。


以前、和室だったところをリビングにリフォーム。壁で仕切られたキッチンだった隣室をダイニングにして、続き間のリビング・ダイニングにしました。キッチンはダイニングに隣接させ、暮らしの動線のよさも美しさも兼ね備えた、くつろぎの空間になりました。

リビングからダイニングを見たところ。2つの部屋の間には袖壁を設け、開口部には天然木のゲートを。さらにダイニングとリビングで壁紙を張り分け、奥行き感を演出しています。
隣家が迫る都市部にあるAさん宅。リビングを落ち着いた空間にするため、腰窓にはアンティークステンドグラスの室内窓をプラスして、目隠しと採光、雰囲気づくりを兼ねて。
リビングにテレビは置かざるを得ませんが、照明やピクチャーフレーム、カーテンや家具など、周囲に素敵な要素を増やしてテレビの存在感を薄めて。
リビングの袖壁には、繊細なデザインのアンティークキャビネットを置いて。壁をつくることで家具を置くスペースができ、雰囲気のあるコーナーにすることができます。
日常使いのダイニングは、5.5畳とコンパクトでも居心地のいいコ-ジーな空間。アンティークのミラーバックサイドボードは迫力あるインテリアの背景になると同時に、鏡の効果で圧迫感がなく、たっぷりの収納も確保できる便利な家具です。
ダイニングの隣にあるキッチンは、部屋から直接見えないよう壁をつくって目隠し。アンティークステンドグラスをはめているので、家族の気配が感じられます。木製シャターは開閉できるので、キッチンとダイニングにいる家族同士で会話したり、お皿を下げたりもできます。

1階のトイレは、以前は洗面所とトイレがわかれた2つの空間でしたが、来客も使うことを考えて、1つの素敵なパウダールームとしてリフォームしました。階段下のスペースですが、ウィリアム・モリスの壁紙と天然木の腰板を張ることで、陰影が美しい上質なインテリアになりました。

ペデスタルタイプの化粧台や照明、アンティークのコーナーキャビネットで、ホテルのパウダールームのような空間に。
照明に照らされて、輸入の紙壁紙の美しい色柄と質感が浮かび上がります。1つのスペースに洗面とトイレをまとめたことで、ゆとりが生まれました。