インテリアコーディネート実例03

撮影/森安 照

家族構成夫婦
延べ床面積89.91㎡(27.20坪)
住居形態木造一戸建て
コーディネート箇所寝室
入居年2009年

2階の寝室はインテリアコーディネートだけで素敵にしましたが、1階はリフォームで建て売り住宅が見違えるインテリアに! そちらの様子は「リフォーム」ページでご紹介しています。ぜひご覧ください。

 2009年5月、ご結婚とほぼ同時に新築の建て売り住宅を購入したYKさんご夫妻。その1階は「とりあえずリビング・ダイニングをどうにかしたい」という思いから、コマチ家具で素敵にリフォームしました。
 一方、2階の寝室は、ご主人の妹さんがご実家で使っていたパイン材の家具を譲り受け、しばらくはこの家具を使うことに。1階は大人っぽいミックススタイルのインテリアにしましたが、実は奥様はまだ20代。まだまだ「かわいい」ものに憧れていました。そこでコマチ家具のインテリアデザイナー田野口淳子が、プライベートルームである寝室を、ピンクを基調色に壁をペイントしてファブリックをコーディネート。すると、まるでヨーロッパのB&B;のような大人かわいい空間に。カントリー調のパイン材の家具が活かされた、ほっとする寝室になりました。

ベッドカバーとカーテンを同じファブリックでつくり、カーテンは天井の際から吊るして流れるような縦のラインを強調。「こどもっぽくならないよう、ピンクはトーンの選び方が大切です」と田野口淳子。落ち着いたピンクで部屋全体をコーディネートしたため、あたたかみがありながら、すっきりとしたインテリアになりました。

プライベート空間だからこそ、好きな色を存分に使って癒される部屋に仕上げて。ご主人の妹さんからお祝いでプレゼントされた小ぶりなシャンデリアもぴったり。
ベッドサイドに置いた家具は、リサイクルに手づくりを加えたもの。そこに同系色のピンクのクロスをかければ、こんな素敵なコーナーに。カラーコーディネートとファブリックのマジックで、コストを抑えながらも素敵なインテリアにできました。
ご主人の妹さんが使っていたパイン材の家具がぴったり。壁は、イギリス「ファロー&ボール」の「CALAMINE NO.230」という色でペイント。落ち着いた上品なピンクは、輸入ペイントならではのニュアンスカラー。